近年、多くのギタリストがオリジナルの“Patent Applied For”ピックアップの持つ伝説的なサウンドとダイナミクスを求めている傾向があります。
ラリー・ディマジオは、自身が所有する1959年製のチェリー・サンバースト・カラーのレスポールに搭載されたオリジナルのピックアップを徹底解析し、微妙なサウンドの違いを聞きわけることが出来る優れた聴覚と何十年にもわたるワインディングの経験と技術を結集させ、当時と同様の素材を用いてPAF® 59を完成させました。
ラリーは、「PAF®59は、近代化される前の50年代のピックアップの製造レシピのポイントを忠実に再現している」と語っています。 それは2.5インチ・サイズの磁力を落としたアルニコ5マグネットから始まり、当時と同じ42AWGのエナメル・ワイヤーを使用し、コイルをワックス・ポッティングせず、当時のワインディング・マシンの手法(現在に比べて性能が落ちる不均一なワインディング)を敢えて採用しています。
これらの素材と方法を用いて、ギターの持つボイスとダイナミクスをそのまま自然に出力するようにチューニングしています。
またPAF® 59は、オリジナルと同じようにロングレッグのニッケル・シルバー・ベース・プレートの上にダブル・クリームのブチラート・ボビンが載った構造となっています。 DP275 PAF® 59 Bridgeは、ヴィンテージの“Patent Applied For”ピックアップと同様の出力と完璧なハーモニクス・レンジを備えています。 ブリッジ・ポジションでのトップエンドが多少甘めになるのが特徴です。
PAF® 59モデルは、オリジナル“Patent Applied For”ピックアップの備える特徴と同様で、クリーミーなオーバードライヴ・サウンド時にオープンなダイナミクスとブライトなアタック、スムースなミッドレンジ、リッチなボトム・エンドを発揮するでしょう。
PAF® 59 BRIDGE [DP275]
- このピックアップは、ブリッジ・ポジションにおいて高音域のスウィートネスを獲得するために、帯域のトップエンドに微妙なロールオフを備えています。 これをPAF®59ネックと組み合わせると、完全なヴィンテージ・トーンが体現できるでしょう。